よもやま短編集

よもやま短編集

アニメーション|2022

片山 風花

多摩美術大学

とあるカフェでの店員とお客さんたちの一風変わった日常を、ファンタジックな世界観で描いたアニメーション短編集。その場所では不思議な出来事がたびたび起こるが、誰ひとり気に留める者はいない。何が起こっても何事もなかったように回り続ける日常のなかで、人々はただ隣人の気配を感じてそっと側にいる。

審査員コメント

  • テレビやYouTubeで見つけてしまったら、ふと手を止めて見るんじゃないか?そんな可愛さとキャッチーさでいっぱいの作品。効果音や音楽の調子、タイミング、アニメーション演出も、全体的に短編作品として良いテンションで作られているなぁと感心しました。グラフィックデザイン的な捉え方の構図、ロゴデザインも魅力的でした。

    柳 太漢 デザインディレクター/アクセンチュア ソング
  • 味のあるイラストとポップでシュールな世界観の短い「よもやま」なエピソードを、軽快なタッチで描いたとても楽しい作品。想像できないような突飛な展開に、思わずクスッと笑わずにはいられない。作者の頭の中の世界を覗かせてもらっているような気分になりました。ぜひ、続編や次の作品を見てみたいです。マンガにするのにも相性が良さそうです。

    村上 寛光 アニメーションディレクター/プロデューサー/株式会社フリッカ代表