アニメーション|2020

森川 真奈

多摩美術大学

仏教には輪廻転生という概念があり、古くから日本でも知られるものである。特に平安時代の文学作品では、自分の子供や伴侶に対する深い愛故に輪廻から解脱できず、生まれ変わり再びその人の元で現世を生きるという物語が多々見受けられる。そんな途切れることのない愛情をテーマに、死別した母と子が何度も転生しながら再び親子として再会する物語を描いた。

審査員コメント

  • 水彩画のような柔らかい質感で可愛らしくも個性的な絵柄に、まず目が惹かれましたが、この世界観の中で、死別と再会を繰り返す、輪廻転生という哲学的なテーマを描いている点が興味深かったです。ストーリー展開としては、途中から分かりづらいところがありましたが、大きなテーマに果敢に挑戦しているように見え、好感を持ちました。

    大塚 康弘 ディレクター/株式会社デジタル・フロンティア