鬼ごっこ用ウェアラブルデバイス OLIPO

ガジェット|2020

赤池 龍成 馬場 哲晃

東京都立大学大学院

ENTERTAINMENT DIVISION BRONZE

背景として、公園で携帯ゲーム機をする子供をよく見かけるようになった。屋外においてもゲームをしたい気持ちは、自身の幼少期と重なってよくわかるが、その頃に運動をしておけばよかったというのが今思うところである。そこで、外でもやりたくなってしまうゲームの魅力を身体運動をする遊びに組み込むことはできないかと考えた。RPGなどに代表されるライフポイントを一般的な屋外運動である鬼ごっこと組み合わせた。アナログ無線通信により、鬼が2-3mの範囲内に近づくと、逃げる側のデバイスのLEDの色で表示されたライフポイントが減っていき、緑からオレンジ、赤へと変化していく。 動画のモデル(v1)は送受信機一体型のデバイスである。開発当初ではコロナの感染報告がまだなかったが、”非接触”であることに新しい価値が生まれた。現在三つ目のモデル(v3)を開発中で、新しい常識としての”非接触”の価値を生かすルール、デバイス製作を行っている。

審査員コメント

  • VR/AR時代の到来をほうふつとさせながらもどこか懐かしい。シンプルで大人も子供も、なるほど!と思わせるガジェットだと思います。身体的接触が無くてもアウト、セーフが決められるところが、コロナ渦にあえぐ今の時代性を感じさせます。野外で体を動かして遊ばせる、また、集団でゲームを共有できるデバイスと言うのは、今後いろんな場面で需要が増えそうですね。出来れば、5~6歳もターゲットにできるような、シンプルな機能のまま進化してほしいなあと思える一品です。生産コストを抑えて一学年単位に平等に配布、管理できれば、児童が集団行動(遠足や野外レクリエーション等)をする際の一時管理ツールとしても機能できそうなので、遊びと管理を両面で抑えられそうです。これで終わらせずに、ぜひ開発を続けてほしいです。

    白井 宏旨 演出/ディレクター/株式会社グラフィニカ