BoilingMind

パフォーマンス|2020

須川 萌 古川 泰地, George Chernyshov, Danny Hynds, Jiawen Han, Marcelo Padovani, Dingding Zheng

慶應義塾大学大学院

舞台パフォーマンスにおける観客の役割は、受動的な観客から、様々な手法を用いてパフォーマンスをインタラクティブにする貢献者へと変化しつつある。コンセプト「Boiling Mind」では、観客の鑑賞への受動性は深い個人的な記憶と向き合うべき重要な姿勢と考え、受動的でありながらもダンサーや作品と共創関係を生み出す舞台演出を提案する。観客の心拍や電極の活動に関連したセンサーデータをストリーミングし、映像や音楽、照明などの演出要素に統合することで、観客の内的な状態を顕在化することを目的としている。そして、観客の内面の状態が演出に影響を与えていく。ダンサーは、観客の内面を感じ取り、一部リアルタイムに振付をしていく。ダンサーと観客がダイレクトに感覚を共有するのではなく、別の形で互いの空気感を捉え、それを相手に返しながら、関係性が生まれる。その循環が劇場という空間で共有されることが大切なコンセプトである。