Uber Existence

パフォーマンス|2020

花形 槙

多摩美術大学大学院

作者Webサイト https://shinhanagata.com/

“Uber Existence”とは、他者の身体を借りて、そこにいることそのものを提供する「存在代行」サービスである。この作品では、この架空のサービスが社会実装されたフィクショナルな世界を思索する。それだけでなく、実際にシステムを実装し、現実世界で実践する。そこで実際に体験される、他者に成り代わられた身体が起こす現実社会とのインタラクション。この作品は、これらを通して虚実が混在し、社会とシームレスに繋がりながら展開される、メタ・パフォーマンスである。COVID-19、あるいはそれ以前から、私たちは生身の身体を置き去りにして、デジタルな世界へと生活の軸をうつしつつある。同時に、アルゴリズムによって僕らの意思決定はコントロールされ、自由意志を失いつつもある。そんな世界で、あなたはあなたであり続けられるのだろうか。そして、あなたがあなたでなくなったとき、その存在は何を糧に生きるのだろうか。