かたのあと

アニメーション|2020

ふるかわはら ももか

東京造形大学

見ている人をドキッと感じさせる作品を作りたいと思い、制作に挑んだ。この「ドキッ」の中身は感情を揺さぶられるような、少し胸がキュッとするような味だ。そのため作品の中で主人公が向ける感情は、恋愛的感情ではない。彼女の中の美的な性癖が現れた瞬間を切り取っている。細くて華奢なラインに惹かれているが、決してそれが世間的に「良いもの」ということを伝えたい訳ではない。私自身、女性の身体の曲線は全て魅力的だと感じているし、主人公のふっくらとした身体の線もかなり気に入っている。 題材にしたのは自分の思春期の思い出である。沢山の苦い思い出の、今の自分の感性が育っていくキッカケになったことは多い。思春期を、あくまで主観的に掘り起こし、再構成しているので「こんな気持ちになったことはない」人もいると思う。ただ、ちょっとしたほろ苦い思い出は誰でもあるはず。たとえそれが醜いものだと思ったとしても、思い出として愛してあげたい。