ポッキーちゃん

映像作品|2020

岡田 直己

東京藝術大学大学院

「吐き気」という否定の感覚をもとに家族と犬の関係を考察する。取材していく中で親しい他者として浮かび上がる家族像や彼らの日常は、不条理劇のような滑稽さや不気味さを帯びている。その受け入れがたさや、近代化によって露呈した歪んだ家族像を映像作品として表象できないか考えた。CGアニメーションとして、実在する人間を3DCGのスキャニングによってアバター化し、家族と犬の日常を描いているが、それらが映像として編集されることや、登場する人物の所作や口調をデフォルメすることによって、人間の屈折した親密さや共同性を顕にしている。