Base:Curve×Grid

グラフィック|2019

海老原 礼菜

多摩美術大学

「数理曲線を用いた表現の研究」の一環として、曲線アルゴリズムを100個並べた時に見えてくる形の類似性を可視化した作品。数式に含まれる変数の値を、0.0から5.0の乱数に設定し、スケールを除き全て同一の条件で描画した。数理曲線をプログラムで再現するにあたりパラメトリック方程式を採用し、x座標とy座標に曲線アルゴリズムを当てはめている。3×3のグリッドに、同一の数理曲線が描画されることで、数理曲線の形の振れ幅が異なることが分かる。表には出さない数式の美しさを形によって映し出すことで、数理曲線の美をシンプルに表現した。

審査員コメント

  • 数ある静止画応募作品の中で、最も印象に残り、魅力を感じた作品でした。

    その数の多さにも圧倒されました(それでいて飽きさせないのも凄い)が、何より、数学的な発想で描かれたはずの模様が、どれも可愛らしく、グラフィックデザインとしてイケてることが素晴らしかったです。中には絵画のような魅力を感じるものもあり、作者のセンスの良さを感じました。他の作品も見たいです。

    大山 慶 プロデューサー/株式会社カーフ代表取締役