Margaret

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アニメーション|2019

坪野 紘典 道面光介

京都精華大学

この作品では3DCGをつかった、あたたかみのある画作り、映像表現を目指しました。学生時代にCGアニメーションでこういった表現は難しいと言われていたので、ぜひこの作品で挑戦してみたいという気持ちがずっとありました。100%とはいかなかったものの自分の思い描いたイメージに近い表現にすることができました。コンセプトは「まるで絵本のようなアニメーション」です。また、物語の中で淡い心情変化や子供の頃の記憶や経験、ノスタルジーなどを映像にしました。この作品を通して、観てくださったみなさんの「おもいで」にもういちど触れるきっかけになれば幸いです。

審査員コメント

  • 3Dを使った2D風の表現を本当によく見かけるようになりましたが、こちらは学生作品としては頑張っていると言えるのではないでしょうか。アウトラインを不均一に引いた手書き風表現や、あえてグリグリとカメラを動かさないようにすることで3D感を抑えるなど、色々と工夫されています。少しだけ惜しいなと思ったのはリムライト風のキャラクターの光り方ですが、必要以上に目立ってしまっているなと感じるカットがいくつかありました。もちろんそれは作風とも言えるのですが、もう少しだけ抑えたほうが絵としてのバランスが良くなるかなと。今後もたくさん研究して、更に良い作品を作って欲しいと思います。

    井口 晃慶 クリエイティブ部 グループマネージャー/KLab