ShootingStar

アニメーション|2019

長井 恵

日本工学院専門学校

第二次世界大戦初期のポーランドの街角で、亡くなった両親から「人は死ぬと流れ星になる。」と教えられた主人公の女の子が流れ星になった両親に会うために奔走する悲しいお話です。

審査員コメント

  • 統一感も取れており、ちゃんとした一本に仕上がっていますね。
    おそらくスタッフのスキルと制作期間から逆算したであろう絵柄も、成功しています。
    短い尺ながらも、物語上必要な細部描写は手を抜いていないのは評価したいポイント。

    作り手も覚悟しているとは思いますが、ストーリーに関しては賛否あるでしょうね。
    でも、こういうストーリーにしたかった気持ち、私はなんとなく理解できます。
    キレイで楽しく、ファンタジーや夢ばかり描いた作品が世に溢れる中、
    これは、“正しい反動” だと感じます。
    綺麗事ばかりを説く作品ばかり浴び続ける人たちへ、
    「一見そういうタッチで描いた」真逆の作品を、
    “冷や水”としてぶっかけたくなる感覚ですかね。
    よく最後まで仕上げ切ったと感心します。
    疑問、怒りのエネルギー、そして皮肉が、創作のパワーになっているという、
    昨今の学生作品では稀有な例ではないでしょうか。
    作り手として、かなり困難な道のりを選んだとは思いますが、応援したいです。
    「毒」が「クスリ」として求められるフェーズに、時代はそろそろ突入するかもしれません。

    真壁 成尚 ディレクター/WOW株式会社