actionCanvas

インスタレーション|2019

桑畑 幸千生

情報科学芸術大学院大学

この作品で一番伝えたいことは、「人間は身体表現をもっと開放すべきだ。」ということである。現代人は日々の生活の中で、身体の動かし方を制限されている様に決まった動きを繰り返していることに着目した。日常生活で実施している身体の動きは、本来持っている人の身体のポテンシャルを存分に活用しているとは言い難い。手、足、頭などは日常生活をこなすための動き以上に様々な方向に動くし、動作の強弱も可能である。actionCanvasは体験者の身体動作を基に絵を描くことができるインスタレーション作品だ。身体動作のベクトル方向・量・変化量などで描画される内容が変化する。体験を通じて、徐々に描画方法の理解が進んでいく。その「理解の過程」と「身体による描画表現の追求」から日常生活ではしない身体の動かし方をし始める。大人、子ども問わずにactionCanvasの前では身体表現を開放し始めるのである。

審査員コメント

  • アクションに反応して描画される線などが繊細かつバリエーションに富んでいて美しい。子供でも大人でも、動ける人ならば手軽に楽しくイメージを作れるところが魅力的。

    大塚 康弘 ディレクター/株式会社デジタル・フロンティア