LOCOMOTOR

アニメーション|2019

金子 勲矩

多摩美術大学

ENTERTAINMENT DIVISION BRONZE

PARTNER AWARD

機関車人間は走り出した。だが、頭が重すぎて自分の力では止まることができず、重油の池に飛び込んでしまったのであった!池でもがき苦しむ機関車人間の運命やいかに。

審査員コメント

  • 物凄い勢いの作品でした。荒々しい筆の表現が、世界観にうまく合っていますね。
    ですが、アニメーションはかなり丁寧に作られていると感じていて、最初の煙が吐き出されるアニメーションから既に期待していました。
    重いものが動いていく所、勢いが止められない所しっかりと表現していて、普段から様々なものをよく観察されているのだろうなと感じました。カット毎の時間の使い方もよく、中だるみせずに見れる良作です。
    今後の制作にも期待しています。

    井口 晃慶 クリエイティブ部 グループマネージャー/KLab
  • 筆と墨で描画された力強いタッチと、1秒間に24枚の絵で構成される映像の疾走感、音と映像の同期の精度が気持ちよく、初見でインパクトの強い作品。ストーリーについては改善の余地があるという議論もあったが、どちらかといえば物語より質感や肌理を楽しむことに主眼を置いたアニメーション作品かもしれない。シンプルさゆえに文化を超越しやすそうで、なおかつ作風的にも国外に持ち出した際の方が異質さがより際立つ可能性があり、海外のコンペティションで強そうなため積極的に応募されることを推奨したい(もうされているかもしれないが)。意外と東南アジアあたりで評判になるかも……。

    市原 えつこ メディアアーティスト/妄想インベンター