コトバでハンティング!!

ゲーム|2018

池田 雄一郎

久留米工業大学

作品Webサイトhttps://youtu.be/X_1k8uwZ2Ew

「コトバでハンティング!!」は次々に攻めてくる動物たちを、言葉の力でハンティングするゲームです。 ゲームパッドや画面タッチ操作などで行うゲームは数多くありますが、これらは操作が上手い人とできない人の 差が大きくゲームとしての敷居が高くなります。 本ゲームは開始から終了まで全て声による入力を用いており、老若男女問わずプレイできるように心がけました。 ゲーム内容としては「人と自然のせめぎあい」を大きなテーマとしており、 動物を狩ることで人の領域が増え、逆に攻め込まれると自然の領域が広がります。 動画では「人」と「自然」の二者択一であるゲームの特徴を生かして、その葛藤も描きました。

審査員コメント

  • ゲームの舞台は、都市に自然 (動物連合軍) が攻めてくるせめぎ合いの最前線だ。
    人間であるプレーヤーの敵は動物たちで、それらを倒すには名前を呼ぶ必要がある。なぜ名前を呼ぶことが倒すことになるのかは不明だが、人間が未知の生物に対して「ゾウ」など名付けることで理解し、支配してきたという歴史をなぞる行為のようにも思える。
    このゲームに共生の道はなく、「自然=人間の敵」とみなすしかない。この状況では戦いのメタファーは深刻度を増し、どちらが勝ってもスッキリしなさが残る、ジレンマを抱えたゲームなのだ。
    この極端な設定が、あらためて人間と自然のバランスについてをユーザ(特に子供)に考えさせる問いかけになっているように感じた。一見ただのゆるいゲームのようにみえて、踏み込んで考えてみるとややこしい作品である。

    あと、作品とは直接関係はないが、独特なノリの紹介映像も印象的だったので触れておきたい。

    萩原 俊矢 評価員