INVADER

映像|2017

三本 翼 田井地 諒, 先﨑 大朗

東北芸術工科大学

ENTERTAINMENT DIVISION BRONZE

 この映画を制作している時間は私の人生の中で最も大変であり、最も楽しかった時間です。SF映画という壮大な作品を制作するにあたり、多くの仲間と知り合い、共に協力して一つの作品を完成させました。私が子供の頃憧れたハリウッド映画に負けないくらい、私自身の精一杯をぶつけたのがこの映画です。 私がこの映画を制作して伝えたい事は、まず壮大なSFの世界観です。ロケは全て地元で行い、セットや衣装も全て私達の手作りです。地元の壮大な自然と私達が必死に制作したキャラクターやセットなどを通して、壮大で魅力的なSFの世界が伝わればいいなと思っています。

審査員コメント

  • 40分の超大作であるこの作品のエンターテイメント性は「パロディ」であることです。
    パロディというと、完全オリジナルのほうが独創性があって良いのではという意見もあると思います。もちろんそれにも同意です。
    しかしパロディはそれだけでエンターテイメントであると言えるほど、「わかりやすさ」に関してはオリジナルには到底かなわないアドバンテージを持っています。そのアドバンテージの分、活かすか殺すかも非常に難しいですが、この作品では「そっくり真似る」ことでそれを見事に活かしきったと感じました。それをどこまで計算して意識的にしたかはわかりませんが、例え偶然だとしても、これが良いものであると判断してフィニッシュすることができたディレクションによる強い舵切りがあってこそだと思います。
    また何よりも、これが作りたいんだという作り手の意思が感じられる作品だった。
    もちろんひとつの映画として捉えると粗さもたくさんあるが、ドラマ性のある映画というよりも、楽しめるパロディとして見ると一気にエンターテイメントとして楽しめるものになっている。
    作品のクオリティと、制作陣のクオリティ、両方の観点で今回自分の中で最もベストな作品であると評価させていただきました。

    熊崎 一生 アートディレクター/博報堂アイ・スタジオ