Build & Down

映像インスタレーション|2017

計良 風太

慶應義塾大学

作品Webサイトhttp://futakera.org/

データファイルやソフトウェア、スクリーンに映されたイメージなどのコンピュータ上のそれらは、「モノ」なのか。この作品は、先の疑問を「Build」と「Down」という2種類の映像で表現した。絵筆で描いた行為は痕になり、その痕には行為の時間が刻まれている。「Build」は、操作画面のピクセルの色が変化した箇所に凸を付ける。それは何度も自由に書き換えられるスクリーン上の創作行為の痕を刻み、時間を刻んでいく様子である。そして、本来薄っぺらなデータファイルは築き上がっていく都市にも見える。「Down」は、「Build」で作られたスクリーンの操作の痕を物理シミュレーションしている。それは、時間の形を持ったデータファイルが次々と落下し、ぶつかり合い、重なり合う様子である。形を持たないデータファイルは、ハードディスクの容量まで複製できる。しかし、次々複製される形あるデータファイルはテーブルに収まらない。