私には未来がある

アニメーション|2016

大内 りえ子

北海道教育大学岩見沢校

審査員コメント

  • 短編アニメーションに新しいストーリーテリングのかたちが生まれようとしている。自分自身を取り巻くあらゆる映像世界の受信機となり、イタコのように世界観たちを憑依させることで、「私」や「私の未来」が生まれていく。そこで生まれる「私」は、以前短編作品が守ってきたような固有の「私だけの世界」ではなく、私は私であり同時に私ではなくあなたや彼や彼女でもあるというボンヤリとした匿名性の「私」である。アニメーションにとってだけではなく、人間自体にもひとつの変革が訪れつつあることを予感させる一作。

    土居 伸彰 アニメーション研究・評論