あたしだけをみて

アニメーション|2016

見里 朝希

武蔵野美術大学

PARTNER AWARD

審査員コメント

  • フェルトによって生み出された独特なぬくもりと愛らしいキャラクター、その中にあるどこか猟奇的なデザインとリアリティのあるカメラワークが、見る者に懐疑的な目を持たせエンディングへのミスリードを誘う。一つ一つの技術のレベルが非常に高く、アート作品としてもエンタメ作品としても完成度が非常に高い映像に仕上がっている。

    谷口 充大 ディレクター/テトラ
  • フェルトという素材にここまで豊かな表情があるとは、と驚きながらみた立体アニメーション。大切な過去の思い出を保管してくれる道具が「現在のこの瞬間」を壊しかねない、という作者のメッセージは、日常を素材としていながらも、幅広い観客層から共感を得られるでしょう。記憶が消えていくことを、あの存在に「綺麗な花を食べられる」と表現したところが、個人的には好きです。

    馬 定延(マ・ジョンヨン) メディアアート研究・批評