Stand up the Earth ゲーム|2016 石川 陽一 HAL 名古屋 KNOWLEDGE AWARD 作家についてのお問合せ 審査員コメント 囲碁プログラムや画像解析の分野で知られる通り、機械が自ら学ぶことで人間が気づかなかった「効率の良い方法」を新たに発見する機械学習のプログラムが、近年注目されている。プログラムは過去の膨大なデータと自らの経験から再帰的に学習し、固定概念にとらわれずあらゆる可能性を網羅する。結果として生まれる方法は、時として人間には不気味に映るものであったりする。本作はそんな時代の斜め上をいく作品だ。プレーヤーはキーフレームにそって、「足を曲げる」「足を伸ばす」といった動作を打ち込み、3DCG のモデルがその流れに従い「二足で立つ」ことを目指すパズルゲームのようなものになっている。機械学習的なプロセスをプレーヤー (人間) が追体験し、その過程で生まれる奇妙な動きを笑ったり、失敗に悔しがったりする。ユーモアと示唆的な魅力がある作品になっている。 萩原 俊矢 ウェブ・デザイナー 2020 2019 2018 2017 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 2014
囲碁プログラムや画像解析の分野で知られる通り、機械が自ら学ぶことで人間が気づかなかった「効率の良い方法」を新たに発見する機械学習のプログラムが、近年注目されている。プログラムは過去の膨大なデータと自らの経験から再帰的に学習し、固定概念にとらわれずあらゆる可能性を網羅する。結果として生まれる方法は、時として人間には不気味に映るものであったりする。本作はそんな時代の斜め上をいく作品だ。プレーヤーはキーフレームにそって、「足を曲げる」「足を伸ばす」といった動作を打ち込み、3DCG のモデルがその流れに従い「二足で立つ」ことを目指すパズルゲームのようなものになっている。機械学習的なプロセスをプレーヤー (人間) が追体験し、その過程で生まれる奇妙な動きを笑ったり、失敗に悔しがったりする。ユーモアと示唆的な魅力がある作品になっている。