循環

映像|2014

横山 香哉

多摩美術大学

審査員コメント

  • 重厚なモノトーンで描かれた人物とタイムラプスによって撮影されたハイトーンな花の表現がマッチして、説得力のある強い絵作りとなっている。他にもタイムラプスを多用した美しい風景は断片的で一見繋がりのないものの様で根底に芽生える感情において一つの繋がりを感じる事が出来る。

    谷口 充大 ディレクター/テトラ
  • 全体を通してドキュメンタリーフィルムのような生生しさがあり、どのカットにもしっかりとした意図を感じました。カメラワークゆらぎや、画面の明暗やコントラスト、色彩やフレームスピードとピン送りといった技術を効果的に使用し、「老人と子供」、「開花と落下」「星空と日没」など、タイトルを連想させるモチーフを描いています。「生と死」のイメージを喚起させつつも、穏やかで奥行きのある世界観が心地良く、映像をひとつの旋律としてとれえる視点を作者に感じました。とても美しい作品だと思います。

    原田 大三郎 映像作家