NxPC.LIVE 360° ライブイベント|2016 佐野 和哉 NxPC.Lab(IAMAS) 情報科学芸術大学院大学 作家についてのお問合せ 審査員コメント クラブカルチャーという場所性の強いイベントから、場所を取り除き、テクノロジーによって飛び越えようとする発想が面白い。経験上、バーチャル空間での体験の「解像度」を上げていくと、いつか現実世界との境目に「不気味な谷」のようなズレがあらわれる。映像のレイテンシー、ゴーグルの重さや装着時の違和感、ゴーグルを外して独りトイレに行くときの寂しさ、などそのあらわれかたはさまざまあると思う。本作でも、そことどう向き合うかがひとつの鍵をにぎるように感じた。谷を超えるほどのスムーズな体験を手にいれるか、あるいは今までのクラブの追体験にとどまらず、 VR のヴァーチャル性に特化した体験として、新しい独自の質感を模索する可能性もあると思う。これからの進化にも期待が持てる作品である。 萩原 俊矢 ウェブ・デザイナー 2019 2018 2017 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 2014
クラブカルチャーという場所性の強いイベントから、場所を取り除き、テクノロジーによって飛び越えようとする発想が面白い。経験上、バーチャル空間での体験の「解像度」を上げていくと、いつか現実世界との境目に「不気味な谷」のようなズレがあらわれる。映像のレイテンシー、ゴーグルの重さや装着時の違和感、ゴーグルを外して独りトイレに行くときの寂しさ、などそのあらわれかたはさまざまあると思う。本作でも、そことどう向き合うかがひとつの鍵をにぎるように感じた。谷を超えるほどのスムーズな体験を手にいれるか、あるいは今までのクラブの追体験にとどまらず、 VR のヴァーチャル性に特化した体験として、新しい独自の質感を模索する可能性もあると思う。これからの進化にも期待が持てる作品である。