FEED アニメーション|2016 岡崎 恵理 多摩美術大学 ENTERTAINMENT DIVISION PLATINUM 作家についてのお問合せ 審査員コメント テーマ、レイアウト、作画、サウンド、全てが高水準で、そして難解になりがちなテーマがちょうど良いバランスで楽しめる域に置かれている作品です。柔らかい動きに、気持ち良く伸びる作画、センスのいい環境音と、ユーモラスな効果音で、一見はアート性の高さを感じますが、楽しく見ることが出来るということを高く評価しました。 水崎 淳平 アニメーションディレクター/神風動画 絵柄や動き、パッと見の設定からはCALF周辺の短編アニメーションの先行世代からの影響を強く感じさせるものの、最終的にそれが到達する感覚はヒンヤリとしていて、人間味溢れていた過去とは似ていない。その部分が新しい。ただし、作者自身がその到達点に気づいていないように思われるがゆえに、いくつかの部分では表現がおさまりの悪い場所に置かれる。(物語・設定がよくわからないのもそのせいだろう。)一方で、その野生感・ねじれの感覚が逆に強さを生み出している部分もあり、偶然の美しい結晶のような作品だ。 土居 伸彰 アニメーション研究・評論 独特の感性で完成された絵画のような世界観が圧巻でした。温度感ある作品で質感が特徴的で作品から漂い雰囲気は怖くもありました。とても魅力ある作品だと思います。 堀口 広太郎 プロデューサー/グラフィニカ 2019 2018 2017 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 2014
テーマ、レイアウト、作画、サウンド、全てが高水準で、そして難解になりがちなテーマがちょうど良いバランスで楽しめる域に置かれている作品です。
柔らかい動きに、気持ち良く伸びる作画、センスのいい環境音と、ユーモラスな効果音で、一見はアート性の高さを感じますが、楽しく見ることが出来るということを高く評価しました。
絵柄や動き、パッと見の設定からはCALF周辺の短編アニメーションの先行世代からの影響を強く感じさせるものの、最終的にそれが到達する感覚はヒンヤリとしていて、人間味溢れていた過去とは似ていない。その部分が新しい。ただし、作者自身がその到達点に気づいていないように思われるがゆえに、いくつかの部分では表現がおさまりの悪い場所に置かれる。(物語・設定がよくわからないのもそのせいだろう。)一方で、その野生感・ねじれの感覚が逆に強さを生み出している部分もあり、偶然の美しい結晶のような作品だ。
独特の感性で完成された絵画のような世界観が圧巻でした。温度感ある作品で質感が特徴的で作品から漂い雰囲気は怖くもありました。とても魅力ある作品だと思います。